40歳になったらジャズを聴こう

ジャケットも最高なセロニアス・モンクのアンダーグラウンドはモンク後期の作品で、ジャズ初心者にもお勧めできるポップで個性的なジャズアルバム

初心者におすすめのジャズ
セロニアス・モンク

Underground

Thelonious Monk

セロニアス・モンクというピアニストはモダンジャズ界きっての変人で、いわば個性のカタマリ、完全なるオンリーワンの存在です。

不協和音を出したり、わざとタイミングをずらしたり、変てこなメロディーを弾いたり、その独特の音楽世界は好き嫌いがハッキリと分かれる、とてもクセの強いものです。

それが故に、一度モンクにハマると簡単には抜け出せない。「モンクしか認めない」という狂信的な信者も存在します。

演奏だけでなく見た目も個性的。スーツに似つかわしくない毛糸の帽子をかぶり、ピアノを弾く右手の小指には大きな指輪をはめ(演奏しづらいだろうに・・・)、無表情で訥々とピアノを弾いていたかと思うと、突然ピアノから離れステージ上をウロウロしはじめる。

そんな変人、セロニアス・モンクのことが、ぼくは大好きなのだ。

モンクは単なる変人ではなく、ジャズの求道者だった。

まるで修行僧のようにストイックに己とジャズに向き合い、自分にしか出せない音、自分にしか作れない音楽を追求し続けた。

ただそこに立っているだけで、ジャズを感じさせた。

モンクは言った。「天才とは最も自分らしい人間のことだ」と。

そんなモンクの音楽は誰にも似てなくて、とても変わっています。でも、決して難しくはありません。ヘンテコリンだけど意外なほどにポップで、キャッチーなんです。だからジャズ初心者にも聴きやすいと思いますよ。

モンク後年の作品「アンダーグラウンド」は、モンク作品の中でも特に聴きやすいアルバムです。

彼の代表作としてよく挙がるのは「ブリリアント・コーナーズ」や「セロニアス・ヒムセルフ」だけど、これらは初心者にはとっつきにくい。

「アンダーグラウンド」のほうがずっと聴きやすいです。ジャケットも最高でしょ(グラミー賞の最優秀アルバム・カヴァー賞を獲得)。

ちなみに村上春樹氏もモンクのことが大好きで、このアルバムのことも気に入っているそうです。

彼が初めてDJをしたラジオ番組・村上RADIOでも、1曲目の「Thelonious」をテーマソングとして使用していました。

  • Thelonious Monk(p)
  • Charlie Rouse(ts)
  • Larry Gales(b)
  • Ben Riley(ds)
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